公益財団法人はまなす財団

　公益財団法人はまなす財団では、独立行政法人国際協力機構（以下、JICA）北海道センターから研修委託を受け、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ボツワナ、ドミニカ共和国、ジャマイカ、モンテネグロ、サモア、スリランカの8か国より、観光分野に携わる行政機関や教育機関等の10名の人材を対象に、2021年度課題別研修「持続可能な観光資源管理・開発（自然資源）」コースを2022年2月2日（水）～3月3日（木）の日程で実施しました。なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、本年度はZoomを使用したオンライン研修（ライブ研修）となりました。 

 

　本研修は、豊かな自然、景観、食や温泉など、さまざまな資源を有する北海道の観光において、特に自然資源の管理や開発の実践例（成功／失敗例）を通じ、地域の社会・文化を尊重しながら自然観光資源を持続可能に開発・活用するための課題や取組について学び、自国の自然観光資源の管理および開発に活かせるようになることを目的としています。

 

　研修ではニセコ、知床、東川など、持続可能な観光に取り組む道内各地の先進事例や、北海道のアドベンチャー・トラベル推進の取組、大学での研究事例など、持続可能な観光資源の管理・開発についてさまざまな側面から講義し、研修の最後には各研修員が作成したFinal Reportを発表し、各国が目指す持続可能な観光資源の管理・開発に向けたビジョンを共有しました。