公益財団法人はまなす財団

　公益財団法人はまなす財団では、独立行政法人国際協力機構（以下、JICA）北海道センターから研修委託を受けた、タイ国の地域開発関連分野の中核を担う人材（研修員6名）を対象にした、2020年度 青年研修 「タイ／総合地域開発計画コース」（チーフファシリテーター：JICA国際協力専門員 石川 幸子 氏／ファシリテーター Sanagy株式会社 代表取締役 菊池佳 氏）を、2021年1月18日（月）～2021年1月29日（金）の日程で実施しました。

　研修は、北海道開発の歴史から現在に至るまでの教訓や経験をタイの地域開発を担う若者層と共有することで、同国の当該分野の進展に寄与することを目的としています。そして、①タイ国政府との協働を重視、②相互学習型・課題解決型プログラム、③研修員のリーダーシップ向上に資するという3点を研修プログラムの基礎とし、世界規模のコロナ危機の現状を鑑みて、SDGs、Human Security、地域アイデンティティの3つのキーワードからポストコロナにおける持続可能な地域開発を考える研修プログラムとしました。

　研修では、研修員が関心の高いテーマや分野を分類後、2グループ（3名1グループ）に分かれてディスカッション、デザインスプリントによるワークショップ、デザインスプリントにより抽出された課題を解決するソリューションの作成・発表を行いました。各グループのテーマから、SDGs、ポストコロナにおけるBuild Back Better、持続可能な地域開発の視点から考えた地域社会の課題解決に資する、素晴らしい内容のソリューションが作成・発表・共有されました。